邦楽劇”春琴抄”

【目的、意義、期待される効果】(竹田真砂子筆)
西洋音楽の日本国内での普及に比べ、日本の伝統的音楽の世界進出は、ほとんど 手法をとったものであったり、または単に極東の珍しい音楽といった程度で聞き流されてしまうことが多いが、ドラマと融合することで、邦楽が、外国の人々の感性に伝わってゆく効果を期待し、邦楽への関心と、文化面から日本への理解が深められることを目的としている。伝統芸能としての邦楽は、いまだかつて外国語で演奏されたことはない。今回、フランス語の言葉に、筝と三絃による日本の古典曲をコラボレーションさせる手法は画期的であり、その意義は大きいと考える。

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2007年10月1日から13日まで、パリのユッシェット座で竹田真砂子氏脚色の邦楽
劇”春琴抄”を、大間知靖子氏の演出、フランス人役者(ニコラバタイユを含む)
で演じます.谷崎、邦楽の世界をフランス語を介してより良く理解してもらおう
という試みです.