2016年1月勉強会 内容重視の日本語教育を考える

1月29日に開催された勉強会には多くの方にご参加いただきありがとうございました。
講師の藤光由子先生の豊富なオーストラリアでのご経験から、多くのことを学べる素晴らしい参加型の勉強会でした。改めてご参加できなかった方にお詫びを申し上げます。

会員の方は以下のリンクから資料をご覧いただけます。
内容重視の日本語教育を考える―オーストラリアの実践例から 勉強会資料
フランス日本語教師会勉強会のための覚書

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【テーマ】「内容重視の日本語教育を考える―オーストラリアの実践例から」
【キーワード】内容重視、学習者中心、プロジェクト型、教科横断的学習、21世紀の人材育成

【日時】2016年 1月29日(金)15時~17時
【会場】パリ日本文化会館1階 教室2
【講師】藤光由子先生(国際交流基金日本語教育アドバイザー)

【内容紹介・講師からのメッセージ】この勉強会の目的は参加者が内容重視の日本語教育について探究していくうえでの参考資料を提供することです。 内容重視のアプローチとは、教材の内容を重視し、教育的テーマの学習を通じて、ことばの力をのばそうとする教授法といえます。初級レベルの日本語クラスで通常とりあげられる内容が、学習者の認知能力に合わず知的好奇心を刺激するものでないという問題意識や、21世紀型スキル育成への関心、学校教育の中では外国語学習と他教科の内容とのつながりを模索する立場からも注目されています。このセッションでは内容重視の日本語教育の教育観/学習観を簡単に整理したうえで、学習者の母語による情報収集、ディスカッションなどの複言語使用を学習活動に組み込んだ実践例を紹介し、参加者とともに検討します。
【キーリソース】
當作靖彦(2010)「日本研究と日本語教育の連携」(トムソン木下千尋・牧野成一編『日本語教育と日本研究の連携–‐–‐内容重視型外国語教育に向けて(日本語教育学研究2)』ココ出版)

【参加費 】
AEJF会員は無料、非会員は10ユーロ。