AEJF会員の皆様
2025年第2回の勉強会は、東京農工大学の宇野先生をお招きして、オノマトペ、音象徴についての講演をしていただきます。宇野先生は実験認知言語学がご専門で、今回はお煎餅の食感を表すオノマトペという切り口で実験を行ったケーススタディなど紹介していただきます。
普段とは異なる観点からオノマトペを眺める機会になると思いますので、ぜひ奮ってご参加ください。
なお、今回の勉強会は日曜開催です。授業などで土曜日の参加が難しい方もどうぞご検討ください。
日時:2025年3月23日(日) 10時〜12時 (CEST)
場所:ZOOM配信
使用言語:日本語
参加費:会員無料、一般非会員10€、学生非会員(26歳未満、要学生証の提示)5€
お支払い方法はこちらのページをご覧ください
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申込締切:2025年3月8日(土) (CEST)
申込先:https://forms.gle/KGugUgbkTz6XkW3SA
お問合わせ:隈元 (mai.kmmt@gmail.com)
講演タイトル:「オノマトペ表現の分析から質感認知をさぐる」
講師:宇野良子先生(東京農工大学 工学研究院 言語文化科学部門 教授)
要旨:人々がさまざまな物事をどのように捉えているかを明らかにするには、それを言語でどのように表現するかを分析することが有効です。本講演では、まずオノマトペと音象徴について簡単に説明します。その後、さまざまなお煎餅の質感を日本語のオノマトペでどのように表現するかを調べた私たちの実験を紹介します。この実験では、異なる硬さのお煎餅を実際に食べた場合と、想像上で食べた場合の表現を比較し、オノマトペと音象徴の分析を通じて想像上のお煎餅の硬さを推定しました。さらに、人や空間に対する認識を言語表現の分析によって明らかにした研究も概観します。そして、言語を通じて「測る」という行為の可能性について議論します。
多くの方のご参加をお待ちしております。
AEJF 3月勉強会担当
隈元舞・橋本藍子