2008年3月7日に勉強会の一環として、「日本語教育最前線:教育現場における「実践研究」とは何か」と題して行われた特別勉強会、ワークショップの際のパワーポイント資料です。
同 年4月のリールでのシンポジウムでも基調講演をしてくださり、以前から教師会に暖かいご指導と貴重な示唆を与えてくださっている細川英雄先生が、早稲田大 学の小林ミナ先生(教育文法)と池上摩希子先生(地域日本語教育)と、本当に興味深く示唆にとんだワークショップをしてくださいました。早稲田大学内外で の、日本語教育の多様な活動も刺激的でした。その折のパワーポイントでお話を進められたそのスライドです。
フランス日本語教師会 特別ワークショップ
とき:2008年3月7日(金) 14:00-17:00
ところ:パリ日本文化会館(101bis, quai Branly 75740 Paris)
【タイトル】日本語教育最前線:教育現場における「実践研究」とは何か
モデレータ
小林ミナ(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
池上摩希子(早稲田大学大学院日本語教育研究科)
細川英雄(早稲田大学大学院日本語教育研究科・パリ第4大学CELTA)
【構成】
◎事例紹介→早稲田大学の事例を紹介しつつ問題を提起する
◎提起された問題について、グループディスカッション
◎報告=結果の共有
【注】事例は、
1.小林ミナ(日本語2ABE)2.池上摩希子(わせだの森)
3.細川英雄(考えるための日本語)の順で考えたい。
この活動の目的は、以下のとおりです。
*「実践研究」についてそれぞれ考えること
*求められる教師の資質や技量とはどんなものか考えること
*「日本語を教える」ことの根本には何があるのかを考えること
今回は、<日本語教育最前線:教育現場における「実践研究」とは何か>というタイトルで、早稲田大学の事例を紹介しつつ問題提起を提起し、それぞれの課題をめぐってグループディスカッションを行い、議論の共有を図りたいと思います。
日本語教育の中で「実践研究」ということばは、まだそれほど定着しているわけではありませんが、これからの教育現場における重要なコンセプトとなると思います。今回のワークショップを機に、それぞれの教育現場における「実践研究」の課題と求められる教師の資質や技量、そして、それらを支える「日本語を教える」ことの意味について考えてみたいと思います。
モデレータ一同