研修会・セミナー等

[MCJP] 日本語教育オンライン研修「AIと共に学ぶ作文教育:自律性と協働性をつなぐ視点」開催のお知らせ

みなさま

こんにちは。パリ日本文化会館日本語事業部です。

国際交流基金マドリード日本文化センターと欧州5拠点共催で、オンライン研修を開催します。

テーマは、AIと作文。講師に、早稲田大学大学院の李在鎬先生をお迎えしての開催です。

今回の企画では、研修本編の2週間後に、講師を交えて研修の振り返りを行う「研修アフタートーク」も行います。

奮ってご参加ください。

詳細は以下をご参照ください。

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研修タイトル:AIと共に学ぶ作文教育:自律性と協働性をつなぐ視点

S’aider de l’IA pour développer son enseignement de la production écrite : une perspective reliant autonomie et collaboration.

※La conférence et le processus d’inscription sont intégralement en japonais. Merci de votre compréhension.

【研修本編】

日時: 2025年11月14日(金)10時~12時 (中央ヨーロッパ時間)

 ※この時期は夏時間が終了しています。お住まいの国との時差にご注意ください!

【研修アフタートーク】

日時: 2025年11月28日(金)10時~11時 (中央ヨーロッパ時間)

※アフタートークの申し込みは研修本編にてお知らせいたします。

講師:李在鎬(り じぇほ) 先生 (早稲田大学大学院, 日本語教育研究科, 教授)

講師プロフィール:https://researchmap.jp/jhlee/

主な著書:

『AIで言語教育は終わるのか?: 深まる外国語の教え方と学び方』(共著, くろしお出版, 25年5月)

『社会の中のことば』(シリーズ〈ことばの認知科学〉, 朝倉書店, 24年10月)

 ※第7章「ことばのコーパス分析」を執筆

『日本語学習は本当に必要か』(編: 村田晶子・神吉宇一, 明石書店, 24年2月)

 ※第12章「テクノロジーは日本語学習をなくすのか」を執筆

『データ科学×日本語教育』(ひつじ書房, 21年11月)

講師からのメッセージ:

 第二言語としての作文教育は、これまでプロセス・アプローチやジャンル・アプローチを中心に発展してまいりましたが、近年は生成AIの登場により、大きな転換点を迎えております。AIは学習者に即時的なフィードバックや多様な表現例を提示し、語彙の拡充や文章構成の習得を支援してくれます。その一方で、過度な依存によって自律的な学習の機会が失われてしまうというリスクも抱えています。

 本講演では、まず第二言語ライティング研究の理論的枠組みを整理し、その中にAI活用を位置づけてご紹介いたします。次に、学習者の作文を評価する活動を通して、「書く力」とは何かという問題を考えてまいります。また、生成AIを用いた実際のシステムも体験していただきながら、AI活用の可能性と課題について皆さまと一緒に考えていきたいと思います。最後に、AIを排除するのではなく「共作者」や「コーチ」として取り入れる視点から、今後の作文教育における教師の役割や教育デザインの可能性を展望いたします。

共催: 国際交流基金 欧州拠点(ロンドン日本文化センター、ケルン日本文化会館、パリ日本文化会館、ローマ日本文化会館、ブダペスト日本文化センター)

形式: オンライン(ZOOM)

対象: 欧州在住の日本語教師を優先しますが、他地域からもご参加できます

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お申込み: こちらから ※締め切り: 2025年11月2日(日)

お問合せ: 国際交流基金マドリード日本文化センター  nihongo.kyoshi@jpf.go.jp

みなさまのお申込みをお待ちしております!

パリ日本文化会館 日本語事業部

Maison de la culture du Japon à Paris

Section de langue japonaise

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