フランス日本語教師会会員の皆さま、
2025年度第3回オンライン勉強会を10月18日に控えておりますが、第4回のご案内を以下のとおりお送りいたします。
講演タイトル 「教えるための日本語文法―日本語教育文法の勘どころを捉える―」
講師 阿久澤弘陽先生 京都大学 国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター
日時 2025年11月29日(土)14:00~16:00(フランス時間/CEST)
場所 Zoom配信(リンクはご参加の方に前日までにお送りします。)
参加費 会員無料、一般非会員10 €、学生非会員(26歳未満、要学生証の提示)5 € お支払い方法はこちらのページをご覧ください。
申込締切 11月15日(土)
申込先 https://forms.gle/tcCyKS18ML2SHXRK9
お問合せ bureau@aejf.asso.fr
要旨
日本語教育において文法を避けて通ることはできませんが、文法規則は依然として未解明の点も多く、教え方が定まっていない項目も少なくありません。そのため、日本語教師一人ひとりが、自ら文法規則を捉え、説明できる力を養うことが求められます。本勉強会では、そのための「勘どころ」を共有する場としたいと考えています。まず、日本語教育における「日本語教育文法」という考え方が生まれた背景と形成過程を簡単に紹介します。そのうえで、具体例をいくつか取り上げながら、日本語教育文法の必要性とアプローチ方法を解説します。さらに、参加者の皆さんとともに、初級文法の項目を実際に検討し、その文法的特徴と効果的な教え方について議論します。
講師プロフィール
筑波大学人文社会科学研究科修了。京都大学国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター 准教授。専門は日本語の文法と日本語教育。特に、語の意味や専門日本語教育に関する研究を行っている。主な論文に、「「つもりだ」の意味的特徴 」(『日本語の研究』18-1)、「理系教員が持つ留学生教育観の構造:留学生プログラムを運営する理系教員の葛藤 」(共著、『日本語教育』187、2024年度論文賞)などがある。
皆さまのご参加をお待ちしております。
AEJF 11月勉強会担当
杉江扶美子・天野優里